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2) 巡回型出張カウンセリングの提供

独力での移動が困難な方々のために、

カウンセラーが過疎地・僻地へ伺い、​現地でゆっくりお話をうかがいます。

過疎地・僻地にお住まいの方々の中には、インターネット環境がない方もいらっしゃいます。

また、インターネットを介した間接的な対話方法に抵抗を感じられる方もいらっしゃいます。

回線を介しての対話では、微妙な表情やお身体の調子などを窺い知るのに限界が伴います。

こうしたご事情の場合には、カウンセラーがお住まいの地域まで伺い、直接対面でお話をうかがいます。日常生活の中で、心理的に苦痛を感じていることがないかお尋ねし、地域の中ではなかなかお話になりにくいことを、カウンセラーの第三者的立場を活用しておうかがいします。

地域ごとに定期訪問日を設け、訪問日にはどなたでもご予約なしでお話をうかがいます。

お茶のみ話と同じくらいの気軽さでお話をうかがえるように努めます。

 

そのお話の中から、カウンセラーはその地域の良さを発見するよう努め、その地域に長らくお住まいの方々が良さをご自分にとっても良いものとして捉えていらっしゃるかどうかをおうかがいします。もし、お住まいの方々がその地の良さをよくご存知であり、大切に思っていらっしゃれば、そのポイントを長期的な地域活性化へ活用できるよう、自治体などへの働きかけに活かさせていただきます。

お話をうかがう中で、医療的なケアや治療が必要であることが判りました場合には、ご本人、もしくはご家族へ、医療機関への受診をお勧めいたします。ケアが必要と判明した場合でも、お話をうかがっている方の状況を鑑み、数回の接触を重ねてからお勧めすることがあります。医療機関へ受診されるかは、ご本人の選択によるものです。カウンセラーがそれを強要することはありません。

医療機関への受診をお勧めする場合には、受診されることによる利益と不利益の双方をご説明いたします。ご本人が「利益の方が大きい」と判断された場合、もしくは、「不利益もあるが受診が必要」と感じられる場合には、受診に向けたお手伝い(医療機関についての情報をお伝えすること、担当医向けの情報提供書の発行など)をいたします。

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