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第二期事業展開について

新型コロナウィルスSARS-CoV-2/COVID-19流行に伴い、緊急事態宣言が発出されて以来、生活が大きく変わった方が多いのではと拝察しております。これを機に、カウンセリングを利用される方々と物理的に直接対面せずにお話をうかがう方法・図式をわたくし自身が体験することとなりました。直接お会いできないことで、カウンセリングの効能や意義に少しずつ影響が及ぶことは承知していますが、間接的にお話をうかがうことも不可能ではないのだ、とも実感するようになりました。遠隔地へのカウンセリング提供の可能性を実感した次第です。
このような経緯もあり、弊社の第二段階目の事業展開について、かねてより少しずつ考えてきたことについてお伝えいたします。

弊社の事業規模は極めて小さく、「事業展開」と申し上げるほどの規模はありません。極小ではありますが、良く言えば「いくらでも小回りが利く、身軽さ」「何にでも変身できる」が持ち味でもあり、それを活かしてできることを考えております。

わたくしの極めて個人的な感覚で恐縮ではありますが、昨今の日本社会は閉鎖空間化しており、特定の集団・価値観に収まっていると窮屈に感じることが多くなっています。わたくしはこれまでの臨床的経験の中で、窮屈な閉鎖空間に押し込められている人を解放するような手助けをしてきたように感じています。それさえ果たせれば、特にわたくしがカウンセラーとして何かしなくても、あとはその方がもともと持っている健康的側面が自然と発揮され、活力を得、やりたいことを発見され、強い動機付けを持って生活を送られるようになるのだ、と確信しています。閉鎖空間の中に閉じ込められた人をそこから解放することが、心理臨床従事者としてのわたくしの責務と捉えております。

そのような経緯があったのと同時に、この10年ほどずっと心の片隅で気になっていた社会構造上の問題があります。それは、過疎地・僻地の精神保健の問題です。最近偶然訪れた土地で、周辺より自殺率が高く、慢性的な精神保健不全が横たわっていることを知り、それへの問題意識がわたくしの中で急に高まってまいりました。過疎地・僻地も、閉鎖空間化しやすい条件を孕んでいます。

そこで、弊社の今後の事業展開の可能性の一つとして、僻地・過疎地現地に事業所を設け、そこを拠点に現地の精神保健サービス「のお手伝い」ができないだろうか?というアイディアに至りました。具体的には、以下のような事業・活動を考えています。

1) 遠隔カウンセリングの提供
2) 巡回型出張カウンセリングの提供

3) 巡回型出張心理査定の提供
4) 各地域の精神保健状況の調査報告・それを踏まえた自治体への提案
5) 不足している精神科医療ケアの補完事業

6) 地域特性(地域の良さ、売り)の掘り起こしと商業化提案

​↑各項目をクリックすると、詳細をお読みいただけます

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